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メッセージ
Title
   栄光を受けるにふさわしい方 - 創立主日大礼拝  
Speaker
   堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
   イザ 42:8
Date
   2011-10-09


[本文]

[イザヤ42:8]
「わたしは主、これがわたしの名。わたしの栄光を他の者に、わたしの栄誉を刻んだ像どもに与えはしない。」


[序論]

愛する聖徒の皆さん、万民中央教会が創立29周年を迎えました。万民中央教会の創立記念礼拝と行事は、全世界万民が放送を通して参加する、グローバルな祝祭になりました。ご自身でこの教会をお建てになり、今日に至るまで導かれた父なる神様に、すべての感謝と栄光をお帰しします。また、教会が29歳の青年に成長するまで献身してくださった、国内外の主のしもべ、宣教師、職員の皆さんと、聖徒の皆さんに感謝いたします。心からお祝いして、この席に華を添えてくださった来賓の皆様と聖徒の皆さんのご家族と親戚の方々にも感謝いたします。
[イザヤ42:8]で、私たちの神様はこう言っておられます。「わたしは主、これがわたしの名。わたしの栄光を他の者に、わたしの栄誉を刻んだ像どもに与えはしない。」このみことばのように、私たちの神様は栄光と栄誉を受けるにふさわしい方です。
聖書をご覧ください。神様は誰にもできない驚くべき不思議を数え切れないほど行なわれました。また、人の子らに誰も与えられない愛を与えてくださいました。聖書に記されたすべてはまことです。教会の開拓以来、現れた神の力あるわざは聖徒に強い信仰を植えつけました。
[詩篇62:11]に「神は、一度告げられた。二度、私はそれを聞いた。力は、神のものであることを。」とあるとおり、力は神様だけのものです。この神の力あるわざを見て聞いて体験している間、マンミンの聖徒たちは「全知全能の神様」はもちろん、「愛なる神様」を見つけました。この時間、その感動の瞬間を振り返るとき、ただ神様だけに栄光と賛美をささげますよう、主の御名によって祈ります。


[本論]

聖徒の皆さん、来賓の皆様、神様が29年のマンミンの歴史に繰り広げられた神の力あるわざ、第一は「不思議」です。
「不思議」とは、天気を動かす神様の働きです。雨、気温のような天気と気候を調節すること、太陽、月、星を動かすことなどを意味します。ヨシュア軍は日と月がとどまる不思議を体験し、エリヤは天から雨を引き降ろして、三年半の干ばつを解消しました。
マンミンの歴史でも、このように一般的な自然法則を超える不思議が数え切れないほど起こりました。毎年、開かれる夏のキャンプは「不思議の祝祭」と言っても言い過ぎではありません。韓国の気候の特性上、夏のキャンプは猛暑や暴雨、台風の季節に行なわれます。しかし、今までどんな支障もなく、キャンプを無事に行なうことができました。
創立1周年を2か月ぐらい後に控えた1983年8月1日は、開拓してから初めて、中高校生と青年が夏のキャンプに行く日でした。その日の朝、船に乗る時間が迫ってきたのに、雷を伴う大雨が降り出しました。しかし、これによって私たちはかえって奇蹟を体験しました。信仰によって切に祈ってから、聖殿の外に足を踏み出したとたん、大粒の雨が霧のように散ってしまいました。
1994年には韓国の西にある海水浴場で、5週連続で夏のキャンプが行なわれました。この時、二つの台風がこの地域を通過するという予報がありました。切に祈った結果、二つの台風は何か知らない力に縛られて、キャンプ場に近づけなかったし、たちまち予想もしなかった方向に進路を変えました。気象庁の資料にも、この二つは正常でない進路を見せた「異例の台風」と記されています。
その時も海辺でキャンプをしましたが、今もマンミンの男女宣教会のキャンプは屋根のない「野外教育場」で開かれます。気まぐれな夏の天気を考えると、数えきれない不思議を体験して固くされた信仰でなければ、どうやってこんな無謀なことができるでしょうか。
神様は毎年、この信仰のとおり働いてくださいます。周りは豪雨でも、キャンプ場は雨が降らなかったり、日程に差し支えない時間に降ったりします。全国のほとんどの地域に出た猛暑注意報そこのけに、キャンプ場では涼しい気温が保たれます。
また、芝生で明るい照明の下で教育も受けて、バーベキューパーティーもしますが、害虫のために困ったことはありません。神様が送ってくださった、数えきれないほどのトンボの群れが害虫を退治してくれるからです。トンボの群れは太陽の周りの空から降り注いで、聖徒のところに飛んできて、親しげにとまります。これを見て、聖徒はトンボの群れが神様が送ってくださったプレゼントだと確信します。
この他にも、神様はキャンプの時、昼も夜も不思議を現してくださいます。星の移動やさまざまな虹、不思議な雲のパノラマを繰り広げてくださいます。聖徒はキャンプの間、「聖書の不思議体験館」を訪問したように、信仰がすくすくと成長します。
こんな驚くべき不思議は地球全体に広がりました。世界あちこちに9千余りの支教会、協力教会が建てられ、海外宣教が活発に進められているからです。私たちの教会は2000年以来、本格的に海外宣教のおもな拠点で超大型連合聖会を開きました。そのつど、神様はそこに一番合う天気を与えてくださいました。
2001年フィリピン聖会の時は、二つの台風が来ましたが、一つは消滅して、一つは進路を変えました。2002年、私がインドの地を踏んだ時は、長い干ばつを終わらせる恵みの雨が降りました。福音の終着地、イスラエル聖会の時は、私が乾いていたイスラエルの地のために祈り、聖会の後、祝福の雨が降り出しました。世界各地の聖徒は、これらの出来事を見守っているうちに、信仰が大いに成長しました。今は、自然災害を退けてくださいと祈りを依頼するほどです。
8月28日(主日)には、アメリカ東部の支教会から緊急に祈りの依頼がありました。ハリケーン「アイリーン」がアメリカ東部の大都市を脅かしていたからです。米海洋大気局は、アイリーンがアメリカ北東部の主要都市を通る頃は、カテゴリー4に上がると予想しました。ところが、この予報とは違い、アイリーンは講壇で祈ってから何時間も経たないうちに「熱帯性低気圧」に急に衰えました。支教会の聖徒たちは、無事に主日礼拝をささげたとうれしい知らせを伝えてきました。
私たちの神様は海外の支教会の聖徒だけでなく、主のわざのために世界各地で活動している出張チームをいつも守って、栄えるように導かれました。去年5月には、アイスランドの火山噴火で航空便が混乱しても、イタリアWCDN学会を無事に終えることができました。このように29年間、世界各地のマンミンの聖徒と働きの場を守られた神様、全知全能で憐れみ豊かな神様に、すべての感謝と栄光をお帰しします。
愛する聖徒の皆さん、来賓の皆様、神様が29年間繰り広げられた神の力あるわざ、第二は「しるし」です。
「しるし」とは、神の力が聖霊の働きのうちに目に見える証拠として現れたものを意味します。ある日、ヨハネの弟子たちがイエス様のもとに来て、イエス様が「自分たちが待っているメシヤ」なのか聞きます。これにイエス様は次のように言われました。[ルカ7:22]に「あなたがたは行って、自分たちの見たり聞いたりしたことをヨハネに報告しなさい。目の見えない者が見、足のなえた者が歩き、ツァラアトに冒された者がきよめられ、耳の聞こえない者が聞き、死人が生き返り、貧しい者たちに福音が宣べ伝えられている。」とあります。イエス様が福音を伝えながら現されたいやしのみわざが、まさに「しるし」なのです。
無神論を主張していた私は、死の直前でいやす主に出会いました。世の医学や薬、民間療法など、どんな方法でも治せなかった病気が、神様の前にひざまずいたとたん、完全にいやされたのです。それで、私はしるしを見せられる神様を疑うことができませんでした。このような神様を信じて祈ったとき、神様は私にもしるしが行なえるように神の力を授けてくださいました。このようなしるしが万民中央教会のリバイバルの求心力になったのです。
開拓前から、さまざまな病気の人が私に現れる神の力についての噂を聞いて訪ねてきました。教会を開拓した後は、いやされた人が絶えず登録して、13人で始まった登録人数が数百、数千人にとリバイバルを続けました。今は全世界に数百万の聖徒をかかえる大教会に成長しました。
肺結核、がん、エイズ、一酸化炭素中毒など、さまざまな病気と事故で死を宣告された方がいやされて、新しいいのちを得ました。この方々が主のしもべ、長老、レビ族、働き人、信仰ある聖徒になりました。また、多くの方が身体障害、精神疾患、うつ病、麻薬とアルコール依存症などでうめいていましたが、この教会に出会っていやされました。「生きていても、死ぬよりも苦しい日々を送っていましたが、第二の人生を得ました」と、この方々は口をそろえてこう告白しました。
人生の希望がなくなったような危機で、希望を取り戻した方も多いです。賛美の働き人が声帯結節で失った声を、私の祈りを受けて取り戻しました。「最高」という修飾語がいつもついて回ったある画家は、交通事故で右手首の神経が損傷して、絵を描くことができなくなりました。幸い、私の祈りを受けて回復し、現在は盛んに作品活動をしています。勉強する盛りの歳なのに、失明、または失明に近い視力のため、思う存分夢を見ることができなかった子どもたちが、視力を回復したりもしました。
愛する家族を交通事故や事故、または病気で失いそうなところから取り戻した方は、またどれほど多いでしょうか。多くの親が幼い子どもの白血病、ひどいアトピー、ぞっとするやけどがいやされて、涙で感謝をささげました。妊娠中に羊水が出てしまったのに、あるいは、胎児が奇形だと判定されても、信仰によって神の力に頼って、元気な赤ちゃんを出産したお母さんたちもいます。不妊で5年、10年、それ以上子どもができなかったのに、尊い「命」をプレゼントされた方もたくさんいます。
ある女性聖徒は21年間の不妊と家庭の不和のために農薬を飲んで、自殺を図りました。農薬の毒性があまりにも強くて、生きる見込みがなかったのに、私の祈りを受けて奇跡的に生き返りました。それにみごもりの祝福まで受けました。
愛する皆さん、マンミンのいやしの歴史には、代表的な二つの「いやしの場」がありました。それは12回にかけて行なわれた「2週連続特別リバイバル聖会」と「海外連合大聖会」です。講壇で数分間祈っただけなのに、がん、エイズ、白血病のようなさまざまな不治の病がいやされました。本当に多くの方が車椅子と松葉杖を捨てて、自分の足で立ち上がり、歩いて走りました。このようにいやされた方の名前と病名をいちいち数えることができないほどです。
神様のいやしの翼は時間と空間を超えて、世界あちこちに日増しに広がっています。最近、フランスのある聖徒は写真に祈りを受けて白血病がいやされ、感謝の挨拶のために教会を訪問したりしました。このように衛星やインターネットを通して祈りを受けて、または私の本を読んだり、説教を聞いているうちにいやされる方が、またどれほど多いでしょうか。
いやす主、神様がマンミンの歴史で繰り広げられたいやしのみわざは、すべてがまことです。これらの証し事例は放送と文書で絶えず紹介され、さらに多くのいやしのみわざを生んでいます。GCNとマンミンテレビをはじめ、170か国以上、3.300あまりの放送チャンネルの視聴者に、まことの信仰を植えつけています。
世界クリスチャン医師ネットワーク(WCDN)は毎年、いやし事例を医学的に徹底的にチェックした後、医学界の権威者の前で発表します。これは、すべてのいやし事例が疑いの余地なく、完璧で真実だという証拠です。
聖徒の皆さん、来賓の皆様、神様が今までマンミンを用いて繰り広げられたいやしのみわざを見るとき、私たちの心に共通に感じられるものがあります。それは「愛」です。父なる神様のように私たちの痛みを顧みる方がどこにおられるでしょうか。人にはできないことを十分に行なわれる神様、私たちを愛される神様に、すべての感謝と栄光をお帰しします。
聖徒の皆さん、マンミンを愛してくださる来賓の皆様、神様が29年のマンミンの歴史に繰り広げられた神の力あるわざ、第三は、信仰の求めへの答えです。
今年、韓国ではG20首脳会議が開かれました。これは韓国の急速な経済成長を見せてくれる象徴的な行事でした。しかし、私たちの教会が建てられた当時、1980年代初めでも、ほとんどの国民が経済的に困っていました。1990年代には、経済危機がやって来て、IMFの援助を受けたこともありました。このような不況や、さまざまな災害という波に、始めた事業がのみ込まれる時もありました。それで、人生の意欲を失ったり、家庭崩壊の危機におかれた方がいます。このような崖っぷちに立っているとき、私たちの神様は先に御手を差し伸べられました。この御手を握って、劇的にもう一度立ち上がった方がたくさんいます。[詩篇86:7]に「私は苦難の日にあなたを呼び求めます。あなたが答えてくださるからです。」とあるような信仰のみわざを体験しました。
教会の奉仕隊も、事業の借金のため拘束される危機から救われた聖徒が、恵みに報いようと始めました。ある長老は一時、事業の失敗で赤ちゃんの粉ミルク代がなくて、浄化槽の掃除をしていました。今は神様の恵みによってしっかりした会社のかしらとなり、率先して教会の施しをしています。
私たちの神様は聖徒が呼び求めるとき、物質の祝福を下さっただけでなく、さまざまな人生の問題も解決してくださいました。ばらばらになる危機にあった家族を、また一つに結び合わせてくださいました。葛藤のあった夫婦が離婚の直前で和解しました。ぐれていた子どもたちが親のふところに戻ってきました。富と名誉、権勢と知識、どんなものでも満たせない心を、まことの真理と天国で満たしてくださいました。
特にマンミンの多くの聖徒が、人の力ではどうすることもできない霊的な問題に答えを得たと告白しています。「偶像を拝んでいましたが、この教会を通してまことの神のもとに戻ってくることができました。」「偶像を拝む家庭で生まれて、心配、憂い、病気などで苦しんでいましたが、今は祝福の中に生きています。」「救いの確信と天国の望みを持って信仰生活ができる教会、信仰の正しい道に導かれるまことの牧者を求めていて、答えを得ました。」このように多くの答えを下さったいつくしみ深い父なる神様に、すべての感謝と栄光をお帰しします。


[結論]

今この時間、ご一緒されている聖徒の皆さん、聖書をもう一度、考えてみてください。アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神は生ける神でした。ヨセフ、モーセ、ダビデ、エリヤ、ペテロ、使徒パウロのような昔の信仰の人々から、平凡な人、すなわち、ハンナ、シュネムの女、ツァレファテのやもめ、盲人バルテマイ、ニコデモ、初代教会の聖徒まで、神様は求める者たちに答えてくださいました。
科学と医学を妄信している今日、神様は29年間、マンミンを用いて不思議としるし、答えをもってご自身を現してこられました。限られた時間でそのみわざを全部申し上げることができなくて残念です。
[マラキ3:7]で、神様は言っておられます。「わたしのところに帰れ。そうすれば、わたしもあなたがたのところに帰ろう。」これは、この「終わりの終わりの時」に、神様から遠ざかったことによって、さまざまな災害とむなしさの中でうめいている全世界万民に向けられた神様の叫びです。
世界万民をふところに集めておられる偉大な神様、愛の父なる神様に、すべての感謝と栄光をお帰しします。今までマンミンの歩みとともにあり、応援してくださった、全世界のマンミンの家族と同労者の皆様に感謝いたします。主にあって幸せで満たされた一日を過ごされますよう、主の御名によって祝福して祈ります。

 
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