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聖書の学び メッセージ > 聖書の学び
聖書の学び
Title
   第7課「出エジプトの指導者として選ばれたモーセ」  
Speaker
   堂会長 イ・ジェロク 牧師
Bible
   
Date
   2016-01-28


読むみことば: ヘブル11:24_26
覚えるみことば: 箴言17:3
参考にするみことば: ヘブル11:23
教育目標: モーセのように悪はどんな悪でも避けて、試練の中でも神を信じて心から感謝する、幸いな聖徒になるようにする。

今から約三千五百年前、モーセは出エジプトの指導者として、四百年間エジプトの奴隷であったイスラエルの民を連れ出して、乳と蜜が流れるカナンの地に導きました。このように出エジプトという大事をなすためには、神の命令に絶対的に聞き従う信仰の人が必要でした。神は心が良いモーセを選んで練られ、歴史的な使命を果たすように祝福されたのです。果たしてモーセはどんな良い心を認められて、出エジプトの指導者になれたのでしょうか。もちろん、彼は神を全面的に信じて従う心です。しかし、信じて従えたのも、彼の心にこの上ない善があったからです。

1. 神の民とともに苦しむことを選び取る心

ヨセフの時代、飢謹を避けてエジプトに定着したイスラエルの民はますますふえ、強くなりました。このためエジプトの王パロは脅威を感じて、イスラエルの民を奴隷にして苦しめます。それどころか、生まれたばかりのイスラエルの男の子は全部殺せと命令します。
このように暗鬱な時代にモーセが生まれました。モーセの両親は神により頼んで、三か月の間子どもを隠して育てますが(ヘブ11:23)、それ以上隠すことができなくなると、パピルス製のかごの中に入れて、ナイルの岸の葦の茂みの中に置きました。
おりしも水浴びをしようとナイルに降りて来たパロの娘が幼いモーセを見つけて、あわれに思い、自分の養子にしようとします。この時、その光景を見守っていたモーセの姉ミリヤムが、すばやくパロの娘に子どもの実の母を乳母として推薦します。それで、モーセは実の母に養育されながら、自分の民族と神について学ぶことができ、パロの宮殿で最高の教育を受けて成長しました。
このすべての過程は決して偶然ではなく、神の摂理にあってなされたことです。当時、エジプトは強大国だったので、エジプトの王子ならその権勢も莫大なものでした。彼が王宮でパロの娘の養子でいる限り、一生富と誉れを味わうことができました。
しかし、モーセの心の隅には、いつも実の母から聞いた神と、奴隷として苦しんでいる自分の民族に対する憐れみが離れませんでした。それで、ぜいたくな暮らしをして宴楽にふけっても、モーセの心はうれしくも楽しくもなかったし、むしろ心にひどい悩みがありました。神の律法を知っているモーセにとっては、エジプトの宮廷で過ごす一日一日が罪と悪の日々だったからです。
そうするうち、モーセがパロの宮廷を後にして、荒野に逃げなければならない事件が起きます。ある日、モーセはエジプト人がヘブル人を打っているのを目撃します。すると、義憤を感じて、エジプト人を打ち殺してしまいます。ところが、次の日、同族のヘブル人どうし争っているのを見て止める彼に、かえってその人が「だれがあなたを私たちのつかさやさばきつかさにしたのか。あなたはエジプト人を殺したように、私も殺そうと言うのか」と問い詰めます。このことでエジプト人を殺したことが知れたとわかったモーセは、エジプトから逃げます。
もしモーセが自分の身の安全だけを考えたなら、同族が苦しんでいるのを見ても、自分に害が及ぶのではないかと心配して、頬かむりをしたでしょう。しかし、彼は同族が苦しんでいるのをただ見過ごすことができませんでした。はかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取ったのです。神はこのようなモーセの心を「善だ」と認めて、出エジプトの指導者として選ばれました。
人が初めから貧しい暮らしをしていたなら、暮らし向きが厳しくなっても、比較的耐える力があります。しかし、裕福に育った人がひどく貧しくなると、現実的な困難に精神的な苦しみまで加わって、乗り越えにくいのが見られます。しかも、四十年という長い歳月を王宮で王子のような身分で生きてきたモーセにとって、その身分をあきらめるということは大変な決断が必要なのです。
今や逃亡者の身の上になったモーセは、いつ捕えられて命を失うかもしれません。パロの娘の息子として味わった栄華も、ぜいたくな王宮の生活も、消えてしまいました。代わりに、荒々しく厳しい荒野で、家もなく、今すぐ食べる物の心配をしなければなりません。それでも彼は神の民とともにいるために、苦しみの道を自分で選び取りました(ヘブ11:25~26)。
もし皆さんがモーセの立場なら、どうするでしょうか。一生をささげて貯めた財産や、自分が持っているすべてを、何の迷いもなく捨てられるでしょうか。主を信じるという理由で人々にさげすまれ、あざけられるなら、果たしてどうするでしょうか。信仰があれば、いくら大切なものでも、主のために全部捨てることができるのです。

2. 試練の中でも神を信じて心から感謝する心

ミデヤンの荒野に逃げたモーセは、ミデヤンの祭司イテロの娘と結婚して、羊の群れを飼いながら暮らしました。自分の将来に対する計画や、自分の民に対して持っていた希望も、水の泡のように消えてしまいました。初めは不安な現実と自分の立場に気を落としたでしょう。しかし、歳月が経ちながら、王子としての自尊心や自信もなくなり、ただ平凡な羊飼いとしての暮らしに適応していきました。
ある程度自分を振り返ってみる余裕ができると、今度は心が練られ始めました。自分はすべてを持っている者のようでしたが、いざ現実には何もないと感じたら、人生の虚しさが押し寄せて来たのです。神がお許しにならなければ何も持つことができないと骨身に感じました。王宮にいた時とは違って、思いどおりになることがないので、「私は何者でもない」ということを徹底的に悟って、自ら低くなるしかありませんでした。
しかし、悲しんだり絶望したりしたのではありません。むしろ自分を発見する新しい目が開かれました。人生の虚しさを悟った瞬間、彼はかえって神への深い感謝が湧いて来ました。荒野で四十年の歳月を過ごしながら、すべての事について感謝できる心になったのです。これは彼が心から低くなったからです。心が高くなったほど現実に感謝できず、不平と不満が起きます。
義憤に勝てなくて人を打ち殺したモーセがこのように低くなれた理由は何でしょうか。試練があったからです。ある意味では、彼はつまらなくて役に立たない人になったようです。エジプトの王子であった時は権勢があって、イスラエルの民のために何かしてあげられそうでしたが、今は自分の命さえ脅かされる、逃亡者の身の上になったからです。
ところが、神は一国の王子として堂々としたモーセではなく、荒野の羊飼いとして徹底的に低くなったモーセを選ばれました。神は徹底的に自分の思いを打ち砕いて、自分を無にし、神にだけ完全に従える人を通して、その摂理を成し遂げられます。
モーセが神に完全に頼る方法を学ぶためには、四十年という試練の過程が必要でした。その時間を通して、モーセは自分の知恵と力と方法では何もできないと悟りました。このようにモーセが試練の中でも神を信じ、すべての事について心から感謝したことを、神は「善だ」と認められました。
ひょっとして皆さんは練られているとき、「なぜ私はこんなふうに練られなければならないのだろうか。どうやってこの試練に耐えられようか」と思わなかったでしょうか。それでも持っていた信仰さえ揺るがされ、気を落として絶望しないでしょうか。
モーセは、ミデヤンの荒野で羊を飼いながらつまらない姿で暮らした歳月が何と四十年にもなりましたが、自分を認めてくれないからといってつらく思いませんでした。むしろ徹底的に低くなった心で、与えられたすべて状況と環境について心から感謝しました。このように徹底的に自分を無にしたとき、はじめて神が彼を召して、出エジプトの指導者としての大きい使命を下さったのです。
<箴言17:3>に「銀にはるつぼ、金には炉、人の心をためすのは【主】。」とあるように、神はみこころを成し遂げるために、あらかじめ器を備えるようになさいます。ところが、神が御覧になってまだ器の準備ができていないから、ずっと練られるようにされておられるのに、悟れないままつぶやいて、つらく思ってはいないでしょうか。練られている時に徹底的に自分を低くして、心からすべての事に感謝しますように。そうして神が思う存分お用いになる、まことの道具として出て来ますように。


* まとめと適用
1.( )の中にふさわしい言葉を入れてください。
①モーセははかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに( )ことを選び取った。
②モーセは( )の中でも神を信じて心から( )した。
2.自分の義憤に勝てなくて人を殺したモーセが、徹底的に低くなれた理由は何でしょうか。
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3.皆さんは試練がやって来たとき、どんな心で受けるでしょうか。

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* 今週の課題
次回はモーセの善(2)を学びます。おとなだけで60万人もの民を40年間荒野で導いたモーセは神様からどんな点を認められたのでしょうか。民数記12章を読んできましょう。


* 「人物」を知って力にしましょう
「チッポラ」とは誰なのか(出2:21)
ミデヤンの祭司イテロ(レウエル_出2:18、ホバブ_士4:11)の娘である。ミデヤンに逃避して来たモーセと結婚して、ゲルショムとエリエゼル、二人の息子を産んだ。チッポラは気立てが優しく、心が広くて物分かりがよく、嫉妬心のない女性だった。モーセを愛して彼の言葉によく聞き従い、夫が良いことだけを見て、良いことに従えるように助けた。モーセはこのように優しくて柔和なチッポラの影響をかなり受けた。

 
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